7月31日(日)
前日の謎の指令書を基に大マテイ山へ出発。
気温32度、蒸し暑い奥多摩特有の急斜面をひたすら登ります。登山道の目印となるピンクテープが間違っている場所もあり、地図でルートを確認しての山行となりました。全く眺望が得られない山ですが途中広葉樹林に降りそそぐ光に感激したり、なだらかで広いエリアを抜けたりしながら約3時間かけての頂上となりました。
頂上ではあたりが薄暗くなり雨。ゆっくり昼食をとり、次の指令書を発見しました。キーワードは「相模の国」「石老山」宝捜しは持ち越しのようです。頃合いを見ながら下山開始。雨のせいもあり皆一様に温泉を楽しみにしています。
下山道は気温が一気に下がっているため登山時には見る事がなかった生き物が一気に溢れ出しました。先ずカエルの鳴き声が響き出し周りには20cmを超えるカエルが当たり前のように道を塞ぎだします。うっかり踏んでしまうスカウトも続出。また30cm程度の巨大な蛭が現れスカウト達を驚かせます。強くなった雨が落ち着き始めた頃の事。山頂の方で遠雷が聞こえました。すると左の方から何かが転がるような物音が!落石かと身構えると物凄い勢いで1m程の黒い物体が列の先頭1.5mほど先を駆け抜けて行きました。
「クマ?」「クマだったよね。」「クマだった。」「コグマ?」
スカウト達は唖然とし半信半疑でしたがクマと分かってくると大喜び。リーダー側はもし列に突っ込まれたらと思うと身の毛がよだちました。下山が進むにつれ雨がやみました。下山後には温泉にゆっくり浸かりました。