7/27(木)~31(月) 国立信州高遠青少年自然の家
コブラ班の参加が少なかったので、オオカミ班と合同の班編成で活動をしました。
設営時から雨が降ったりやんだりの天候で4日間続きました、少し日が射したのは最終日の撤営だけと雨に悩まされたキャンプになりましたが、大きな怪我や病気もなく無事終了出来たのがなによりです、幸いにプログラムはほぼ予定通りに進行し、4日目のハイキングだけはショートカットし終了、3日目の午後はマイハシ作りでクラフト室に入るとすぐに土砂降りの雨、室内プログラムで良かったなと思っていたが、戻るとテントサイトがずぶ濡れで、スカウトの荷物・テントは裾も空けたまま炊事棟で料理コンテストをして昼食、サイトに帰らずにクラフト室に移動してしまったのが、指導者・スカウト共に大失敗でした、制服もびしょ濡れ、幸い乾燥機があったので樋山さんにお願いして乾燥してもらいました、一部スカウトは寝袋もマットも施設の物を借り、対応できたのが幸いでした、反省として今後に生かして欲しい。
今回はテントサイトと炊事棟が離れていて(歩いて5分位)指導者としては全体に目が届きにくい状況がありました、屋根付の立派な炊事棟で釜戸、流し・調理台がセットで5日間通して使え、テーブルもあり、食器棚を作り、食器・調理器具もそばに置けて便利な環境で雨でも濡れる事がなく炊事が出来、その点が助かりました、雨カッパはほとんど使うこと無く済みました、又ホタルがリーダーサイトに飛んできて、とても癒しになりました、心配された大営火も雨が上がり盛り上がり、終了後少しですがホタルが飛び、高遠ならではの風情が楽しめました。(隊長記)
1日目(7/27)
東村山からカブ隊と一緒にバスで高遠まで移動しました。到着後、荷物おろし、運搬、設営を実施しました、A型テント・タープ・食器棚は完成が難しいかと思ったが作り上げました、だがシャワーは時間切れで断念!
夜のプログラムは天体観測でしたが曇り空で見ることが出来ず残念、プラネタリュウムを見て星座や宇宙の説明を受けました、次に望遠鏡についての講義を受け勉強になりました。(隊長記)
2日目(7/28)
前夜のグリーンバー会議で守れなかった時間厳守を改めて伝えたところ食糧配給前倒しの要求が各班からあり、米を研ぐなどの事前準備をし、また起床時間を自主的に1時間早め5時にした結果昼食の弁当まで用意して炊事場を片付けても点検の8時には十分間に合うという結果が出ました。薪も配給分の一巻で十分に間にあい大きな進歩でした。
朝礼。朝の体操、スカウツオウンに続き9時からは場内での半日オリエンテーリングとなりました。常設された各ポストを回り、班ごとにポイントを競い、正午までにゴールとなる千代田湖畔のキャンプサイト着くような展開で班対抗としました。結果、11時30分過ぎには両班ともゴールとなりました。ポストの数はオオカミ班が1ポイントリード、ハヤブサ・コブラ連合班は設置ポストの番号の転記ミスもあり2ポイント差でオオカミ班の勝利でした。
気持ちの良い湖畔で昼食の後サイトへ帰着。班ごとに休憩を取っているとCS隊の本多隊長が現れスカウト達に声をかけました。
「風で飛んできたんだけど…。」
差し出された書面には『千代田湖に 八咫の鏡が集うとき 夜の鴉は 道を示さん』と書かれた謎の文章が…。
小学生は何のことか分からず、中1は興味津々謎解きに。それ以上のスカウト達はまた何かが始まるとの期待感が印象的です。
スカウトから『八咫の鏡』が日本のスカウト章の一部。また昨夏山中野営上でのサマーキャンプに参加したスカウト達からは『八咫烏』がビバーグや奉仕を意味することが語られ、「とりあえず千代田湖に行ってビバーグをしたい」との結論が出ました。緊急の班長会議が開かれ、30分以内でビバーグに必要な個人装備を各自まとめ千代田湖のキャンプ場へ出発の指示が出されました。多少の混乱はあったものの15分遅れでの15:45出発となりました。
千代田湖到着後、至急でのビバーグ準備です。ブルーシートとザイルを用いて雨風を凌ぐための集団リンツ(シェルター)作成となりました。側面が空いているため蚊取り線香で回りを固め程なく完成となりました、少しの時間ですが釣りも楽しみ、松本大和君と麻野君だったかな?2匹釣れました。
食事は非常用固形燃料を用いての飯盒での調理。固形燃料が古く十分な火力が得られず食事まで時間を要しました。
19:30、夜プログラムの集合の際、真北に位置する千代田湖対岸に8つの光を発見…。急遽でスカウト達が確認へと向かいました。
光は8つの蝋燭で、そばに「守谷神社へ行け」との新たな謎の文章を見つけ帰ってきました。守谷神社がどこなのかは確認出来ないためその謎は後日に持ち越しとなりました。
歩いた1日となりました。9時に就寝となりましたが疲れもあったのか皆一様にあっさり眠りにつきました。
3日目(7/29)
ビバークからキャンプサイトへ帰還後、午前中は料理コンテスト実施、オオカミ・コブラ合同班の料理は1品だが美味しかった、さすが料理人の石河班長の指導かな、ハヤブサ班の焼肉は美味しかったが塩気が強すぎでした、スープは薄味で水が多すぎたね!
4日目(7/30)
最終日は徹営になりますので、プログラムとしては最後の日となる4日目はハイキング、朝食の準備の際に、お昼のお弁当も作ります。当初の予定は守屋山へのハイキングでしたが、前日までの天候不順を鑑みて守屋神社までのコースに変更です。今回のハイキングでは読図(地図を読む技術)を用いてコースを自分たちで見出して、進んでいくことがポイントとなります。途中での道迷いを起こさないように、出発前の時間でこの技術の再確認を行いました。2万500分の1の地図と方位磁石を用いて現在位置の確認ができるようにしてから出発です。
守屋神社へはキャンプ場から一つ尾根を登って降りた西側になります。到着後、自分たちで握ったおにぎりに、ソーセージ、キュウリとおいしいお昼ご飯をいただきました。またこの守屋神社ではキャンプを通してスカウト達に伝えられている「謎」の最後のメッセージが与伝えられました、「三途の川の橋のたもとに宝転がる」。果たしてスカウトたちには伝わったでしょうか?
ハイキングの後半は守屋山のふもとにある岩をめぐり(なかなかの登り下り)、猿の群れに出会い、キャンプ場へと帰還しました。キャンプ用近くの「三途の川」では無事に宝物を得ることができました(甘くておいしかったです!)。
夜はこの夏キャンプでは初となる入浴。管理棟のお風呂はとっても快適で、久々のお風呂にスカウトもご機嫌です。その後は管理棟近くの中山湖まで小ナイトハイキング。ホタルの飛び交う幻想的な最後の夜を楽しみました。(TM副長記)
5日目(7/31)
キャンプ最終日は、今回のキャンプで初めての朝から日差しがまぶしい晴天でした。テントサイト撤収日和でした。テントを干して畳んで、炊事場の食器棚を解体して・・・テントサイトから出口まで片道10分以上の山道アップダウンの道のりをピストン運搬。スカウトとリーダー全員で、協力しての作業となりました。
汗だくになりながら、ボーイ隊のキャンプ始めてのスカウトも弱音をはくことなく頑張りました。決められた時間内に撤収を終えることができました。高遠青少年自然の家のスタッフの方の点検も合格点をいただき、無事撤収が終わりました。キャンプサイトで閉式を行い、ひとまず夏キャンプは終了しました。
昼食後、バスに乗って東村山に向かいました。でも実は、キャンプは長野のキャンプ場で完全終了ではなく、東村山であとひと頑張り!が待っていました。団舎で備品を運んで片付けて・・・やっと夏キャンプは本当の終了!となりました。
大きな怪我や病人を出すことも無く、そして初めての体験となるプログラムもあり、ホタルの観察に感動もし・・・とこれからのスカウト活動に役立つ経験もできました。なにより「そなえよつねに」を痛感したキャンプができてよかったです。(ST副長記)
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