2024年8月16日金曜日

2023年7月8月の活動報告・その1

【7月の活動報告】

7月8日(土)~9日(日)予備キャンプ

炎天下の13:30倉庫集合。自転車にて金山緑地公園へ移動となりました。夏キャンプに向けてA(家)型テントを設営。どうにか無事立ちました。その後、炊事となりました。事前に作りたいメニューを決めてもらいましたが全く意見がでずどうにか決まったのは肉野菜炒め。最近小6世代が学校の授業で作ったそうです。ご飯はうまく炊き上がりましたが野菜炒めはなかなか火が通らず苦戦しました。オイスターソースが決め手となり、非常においしかったとの事でした。

宵のうちは軽い雨。樹の下、車座で夏キャンプの情報をスカウト達に説明。その後、「八百屋」ゲームの応用で夏キャンプ時に食べたいメニューをひたすら順に発表するというゲームを実施しました。これが出るは続くはなんと22品目。今後これを基にメニューが確定します。

ちなみにこの夜、A型テントでの宿泊をすすめたものの使ったのは1名のみ。みなプライバシーが必要なのかソロテント使用となりました。

翌朝は快晴。朝の時間にもかなり余裕があり、ゆったりとした時間が持て班サイトからも笑い声が聞こえていました。

朝礼では団委員、団委員長の訓示をいただき、その後撤収、閉所となりました。

いよいよ夏キャンプです。

7月27日(木)~8月1日(火)夏キャンプ

初日(7/27)

いよいよ始まりました夏のキャンプ。

上級スカウトにとってはボーイ隊として最後の、そして新スカウトにとっては最初のキャンプになります。

早朝の東村山駅に集合し、皆、期待に胸いっぱいにして出発しました。

今回の目的地は長野県の川上村。

レタスやキャベツなどの高原野菜で有名です。まずは電車にて、JRは各駅停車ならば1日中乗り放題という「青春18きっぷ」という切符で動きます。国分寺駅より、延々と中央本線を高尾、甲府と進み小淵沢で乗り換えると、2両編成のディーゼル、小海線に乗り換えて信濃川上駅まで移動。

さらに施設の車で、ほぼほぼ歩くことなくキャンプ場に到着です

(大丈夫、今回のキャンプではたっぷり歩くプログラムがありますよ~)。

猛暑の東村山とはうって変わって、白樺の林に囲まれたさわやかで涼しいキャンプ場で、まずは開所式後に、設営を開始しました。

A型テントに、タープ、テーブルや椅子も設置してと、予備キャンプでの経験が生かされてなかなか手際よく出来ました。夕食はハヤシライス、キャンプ料理としては珍しいですがこれも予備キャンプの時にみなの食べたい料理としてです。とてもおいしかったです。

夜のプログラムは、ランタンを囲んでの夜話に続き、計測ゲームを行いました。1リットルの水、1合のお米をはかりを使わずに量りとるというもの、自分の手の感触が勝負を決めるゲームに盛り上がりました︕



二日目(7/28)

高原の涼しいさわやかな朝で二日目が始まりました。

朝食、点検、朝礼に、ゴミ出しを兼ねた朝のキャンプサイト廻りを済ませた後、午前中は「まぼろしの滝」を探す小ハイキングに出かける事になりました。地図と座標で目的地を確認し出発します。初めは広い林道ですが徐々に細道に、そして最後は川沿いを滑りそうになりながら登っていくと、岩肌を流れ落ちる滝まで無事に到着する事ができました。マイナスイオンばっちり、冷風も気持ち良いです。

お昼は、悪魔のクリームパスタに蕗(フキ)の油炒り、パスタはレシピ通りに作らず微妙な出来だったそうです。またキャンプ場でとって自分たちで筋を取って煮た蕗も、ちょっとシーズンを外してしまったかも(鉛筆のような細さでした…)。それでもどちらもおいしくいただきました。

午後は立ちかまど製作に取り掛かりました。

炊事のための焚火を地面の上でなく、空中に組んだ土台の上で燃やすことのできる立ちかまどは、キャンプ生活を快適にするための必需品です。普通は竹材を持っていき材料とするのですが、今回は現地にある木の枝を用いました。竹と違い、揃ったまっすぐな部材ではないとか、重たいなどの欠点はありますが、麻縄で縛るときに滑ることが無いので非常にやりやすかったです。

一段落した所で、休暇村の本館にあるお風呂にて入浴。夏キャンプとは思えない立派な設備での汗を流すことが出来ました。夜のプログラムは本当は肝試しを行いたかったけれども、強い反対の声があり、みんなで暗闇ウォークになりました。これもまた楽し︕



三日目(7/29)

今日も晴れ ☼

遅れてきたスカウト・リーダーが合流し今日から、フルメンバーです。

前日のグリーンバー会議で、朝式ソングはスカウトが順番に指揮をするようにとの隊長命令。

1人目の指揮者はIスカウト。剣道二段の特技を活かし、竹刀長さの枝で華麗にとは言い難いが、夏キャンプの朝らしく、全員が笑顔になれ、今日一日が楽しめる雰囲気がいっぱいのノビノビとした指揮でした。

当初、今日はハイキングの予定でしたが、スカウトにより充実した活動を体験させるため、4日目のプログラムと入れ替えての活動。

先ずはお昼ご飯でもあるピザの生地作りを開始。発酵に時間がかかる為、朝一番に取り掛かりました。スカウトはリーダーの分も含め、1人2枚分の生地作り。スカウトにより発酵具合が変わる為、リーダーも美味しいピザを食べる為には真剣です。昨年のピザは失敗したと、昨年の夏キャンプでピザ作りをしたスカウトとリーダーから共通の言葉。今年は、昨年の反省を踏まえ慎重に作成し、発酵も順調でパン屋さんようなのいい香りがします。ピザの土台作りも慎重です。昨年の土台は分厚く作っていた為、生地が生やけで不味いとの反省により、程々の厚さの生地で作成。タップリのチーズ・具材を各自のセンスでトッピング。炭火約20分位で焼き上がり。全員が失敗なく、美味しいピザが完成。生地作りから食べ終わりまで約5時間でしたが、大満足でした。

その後は、楽しみにしていた川遊び。サイトの近くにあり移動時間3分。水は氷のように冷たいですが、スカウト達の熱気で冷たさは感じず(︖)元気一杯のキャッキャッと楽しい歓声が河原に響き渡ります。

3日目の夜ご飯はパエリアとレタスとカニかまのサラダ。明日のハイキングに向けて、タンパク質摂取も意識したメニューです。

夜は施設のイベント星空観察会にて、天文台の天体望遠鏡にて月面観察。超拡大された月面クレーターを観察することが出来ました。

天体望遠鏡での観察の後は、サイト近くに移動をして自分たちの目で川上村の星空観察。月の明かりのせいでしょうか。満天の降り注ぐような星空観察とはいきませんでしたが、様々な星座を観察し、静かな時間を過ごす事が出来ました。夜もふけサイトに戻ろうとした時、西方向上空に、点滅しながらゆっくりと動く、流れ星とも飛行機とも違う動きの光の帯が続く飛行物を発見︕︕静かだった空間が一気に盛り上がり本日一番の大歓声。ピカピカと点滅している光の帯は長く、走行している電車の車窓から漏れる光のようで、誰からともなく「銀河鉄道だ。」の声。宮沢賢治の銀河鉄道か︖いや、銀河鉄道999だと、ロマンあふれる3日目が終了。



四日目(7/30)晴れ

今日は夏キャンプメインイベントの甲武信ヶ岳登山です。

片道4時間余往復で約9時間の行程となるため、朝5時起床、5時15分にはサイトを出発する予定です。5時起床にもかかわらず、4時頃にはあちらこちらで起きている気配が。

起床後簡単な朝食と共に本日の昼食と行動食が配られます。昼食にはレトルトで、事前に水を入れていくのですが、説明をちゃんと読まないと後ほど大変なことが。

その後2台の車に分乗し登山口になる毛木平駐車場へ。トイレと準備運動を済ませて5時45分にいざ出発。最初は登山道(遊歩道)も広く傾斜もなだらか。緑が深く苔に覆われた岩も緑、全体が深い緑に包まれてまるでジ*リのような幻想的な景色が広がります。

1時間15分を経過したところで途中の景観スポットの一つ滑滝に到着。朝早い時間帯ですが登山者・下山者がちらほら。清流に心癒されます。千曲川清流をめがけて登山は続きます。そろそろ傾斜もきつくなり、道幅も狭くなます。滑滝から歩くこと約1時間40分をかけてついに千曲川源流へ。スカウト達は思い思いに源流の水を汲み、思いを新たにしたでしょう。

ここからは山頂まで距離はそれほど残っていないですが、傾斜は目に見えてきつくなります。手も使いながら時には稜線に沿ってそして最後の胸突き八丁、岩場を上ると山頂に到着。片道4時間35分の行程で日本百名山の一つ、標高2,475M制覇となりました。晴天に恵まれたせいか周囲は甲武信ヶ岳の名の通り山梨、埼玉、長野が、そして周囲の山々の素晴らしい景観が見渡せました。お昼を摂りながら皆思い思いでのひと時を過ごし今度は登ってきた道を引き返す形での下山です。

同じ登山道とはいえ、下りには登ってきたときとは違った難しさがあります。それでも所要時間は短くなります。今年途中で出会ったのは鹿の親子でした。去年は熊、今年は鹿なので、来年はウサギかリスに出会うのでしょうか。

山頂から3時間45分、出発から9時間5分で出発地の毛木平駐車場に戻ってきました。皆疲労感はあるもののそれぞれの顔にはやり切った感がにじみ出ていました。

帰ったら今回2回目の入浴タイム。疲れを癒すにはこれ以上の方法はないでしょう。

本日の夕餉は牛丼、簡便ではありますが疲れた体にはこれ以上のものはないでしょう。この日は夜プロもなく、早めの就寝となりました。



その2に続きます。

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